• TOA株式会社

    M069:Web会議における通話音声レベル可視化 視音 -see on-

    実施時期2022年2月1日~2022年4月30日
    ステータス完了(撤去済)
    場所・空間point 0 marunouchi

    背景・課題

    Web会議において、話し手の声が小さくて聞き取りにくい状況が発生することがある。これを解決するには話し手にマイクの位置や声の大きさなどを改善してもらう必要があるが、話を遮ってまでは指摘しにくいため、聞き手はストレスを感じ続けることになる。
    また、話し手にとっても、自分の声が相手に適切に聞こえているかが分からないという不安が存在する。

    概要

    参加者の通話音声レベルをメーター表示して視覚化することで、話し手は、自分の声が適切な音量で相手に届いていることを確認して安心できる。もし、声が小さい場合には、話し手自身が気付いて改善することができる。そのため、話し手の声が小さいときに、聞き手から指摘する必要がなくなる。これらにより、ストレスのない快適なコミュニケーションを実現する。
    実証実験では、Web会議で本システムを使用してもらい、有用性を確認した。

    検証結果

    実証実験でのアンケートの結果、約90%が「とても役に立った」または「少し役に立った」と回答し、「自分の声が届いているか確認できて便利」や、「音声が聞こえないトラブル時の原因切り分けに役立ちそう」という意見が得られた。
    一方、レベルメーター表示により参加者の顔が見えにくくなることや、話し手がレベルメーターを見ておらず声が小さいことに気付かないケースがあるという課題が明らかになった。

    今後の展開

    音声レベルの表示方法として、カメラ映像の妨げとならないような見やすさや、声が小さいときの気付きやすさを改良する。より多くの人に使ってもらえるように、アプリとして一般配布することを目指す。

    Project Member プロジェクトメンバー

    • TOA株式会社
      コネクテッドビジネス部 データマネジメント課
      池内 亮太

      入社時より防犯カメラの製品開発や、音声操作・チャットボットを使ったアプリケーション開発を担当 2021年4月より現部署にてデータを活用したソリューション開発を担当

    • TOA株式会社
      ネクストビジネス推進室
      伊藤 貴彦

      入社時より映像、音響信号の研究開発、製品開発を担当 2021年4月より現部署にて新規事業開発を担当

    • TOA株式会社
      営業戦略部 ネットワークサービスビジネス課
      池田 健二

      入社後国内法人営業に4年間従事し建築付帯の放送設備、監視カメラ設備、AV/サイネージ設備の設計及び納入を担当。 2018年4月より現部署にてモノからコトへの転換としてサービスビジネス推進を担当。

    実証実験記事を絞り込む

    実証実験記事の絞り込み

    ステータス
    すべて
    カテゴリ
    すべて
    企業
    すべて
    場所
    すべて