M042:協創を促進するナレッジマイニングソリューション(PACTS)の構築
実施時期 | 2021年4月19日~2021年7月19日 |
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ステータス | 完了(撤去済) |
カテゴリ | 効率,創造 |
場所・空間 | point 0 marunouchi |
背景・課題
コロナ禍によりリアルな場での企業間の接点が減少し、組織を超えた情報共有の機会が失われた。協創/共創のためのコンソーシアムであるpoint 0における企業間協創を促進するため、情報共有プラットフォームによるナレッジマイニングの構築を目指した。
概要
Microsoftの『Azure Cognitive Search』を活用し、様々な形式のファイルを一括して全文検索可能にし、検索結果がすぐにわかるUIを設計した。さらに情報提供者やジャンル、特定キーワードによる自動タグ付けを採用して分類を容易にし、絞り込みによる検索性を向上させることを目指した。機密性の高いデータに対してはユーザー認証を必須として、組織間での情報共有における課題のひとつであるセキュリティ面にも配慮した。PCのほか、SurfaceHub等point 0 marunouchiに設置した端末でも閲覧可能とし、検索からプレゼンテーションまでシームレスな体験を提供した。
検証結果
様々な協業の取り組みや他社の取り組みを、異なる形式のファイルであっても一括で検索することができることに対して、非常に高い評価を得た。これらによって、利用した方の85%が新しい知見・発見があったと回答。多くの企業は既存のナレッジ共有システムにデザインや操作性に関して不満を持っている事がわかったが、本実証実験で提供したUI・UXについては検索方法がわかりやすく、直感的に必要としている情報を見つけることができたとの評価を得た。(アンケート抜粋)
今後の展開
『直感的に情報を見つけられた』『使いやすい』といった反響から、社内情報共有等に課題を感じるクライアントへの提案を模索。ソリューションとしてのサービス展開も視野に開発・検討を継続する。
Project Member プロジェクトメンバー
- 株式会社丹青社企画開発センター 企画部部長菅波 紀宏
丹青社入社後、営業として商業施設、空港、オフィスなどの空間づくりを担当後、経営企画部門に異動。その後2019年2月より企画開発センター企画部部長として、マーケティング活動全般およびオープンイノベーションによる商品開発等に従事。
- 株式会社丹青社企画開発センター 企画部塙 駿平
丹青社入社後、オフィスやホテル、医療施設などの様々な空間づくりに営業・プロジェクトマネジメントとして携わる。2021年2月より現部門に異動し、他社との共創/オープンイノベーションとデジタルマーケティングの活動に従事。